"地中海,クロアチア,クルック,クルク,krk"
クロアチア文化を守りつづける古都
Krk
クルク
(クルク島 −クロアチア)♦

ロアチア海岸部の町は、ギリシア人、ローマ人、ヴェネツィア人、オーストリア人など外国人の手により作られ、発展したものが多いが、クルク島の中心地であるクルクは、陸からも離れ、アドリア海の一番奥にある微妙な地勢もあって、クロアチア人の歴史を受け継ぐ数少ない町の一つだ。
 クロアチアが周辺国に占領されていた中世の一時期、現在でも名声の高いフランコパン公爵が旧市街を守る堅牢な城壁をクルクに巡らせ、自治を独立を守った。
 数百年の繁栄を謳歌した城壁内のメインストリートは、人々の往来によって石畳が鏡のように磨かれており、特に12世紀のカテドラル周辺の広場や町並みは風格する感じさせる。
 夏の夜にはビーチで一日を過ごしたリゾート客が、ショッピングやレストランを目指して狭い路地を埋め尽くす。