地中海,フランス,フレジュス,frejus
紀元前以来の繁栄の跡を残す町
Fréjus
フレジュス
(フランス)

ッサリア王国により建設され、古代ローマ帝国支配下で港町として栄えたフレジュスは、海面が遠のき陸地に取り残されたことで、すっかり輝きを失った。
 生気の乏しい旧市街の中心部の、古代ローマ寺院の跡地の広場に立てられた大聖堂[写真上]は、増築を重ねて作られたもので、聖堂のミニツアーを申し込むと、5世紀のドームやルネサンス期の見事な木彫りの扉を見学できる。
 大聖堂前の広場の数軒の食堂では、リゾート価格ではないリーズナブルな南仏料理が賞味できる。
 ローマ遺跡は旧市街の郊外に多く、古代劇場[写真下]、水道橋、門の残骸が点在している。
 海は現在、旧市街から1.5km先まで後退している。海岸線には、新しいリゾートタウンが建設され、高級リゾートとして活況を呈している。