地中海,フランス,サン・ポール・ド・ヴァンス,saint paul de vence
ツーリスト向けに整備された鷲の巣村
Saint-Paul de Vence
サン・ポール・ド・ヴァンス
(フランス)♦

慣れていない旅行者でも十分楽しめる、ツーリスト向けの配慮が行き届いた、手ごろな観光地として、サン・ポールは人気がある。
 海岸から数キロ奥まった丘の上の小村で、周囲を取り囲む緑の森の向こうに地中海の青が良く映える。
 ニース空港から高速と国道ですぐ到着し、大駐車場完備ということで、シーズン中はツアーバスが次々と到着する。
 ツーリスト用の駐車場のある一角は、住民のための公共スペースでもある。木陰の広場では、夕方、老若共にペタンクを楽しんでいる。傍らに並ぶカフェに席を取り、話し込む者も多い。向かいには共同の洗い場がある。

 その脇には、かの有名なホテル−レストラン「コロンブ・ドール」がある。著名な画家数々のの作品が惜しげもなく館内に飾られ、広い庭ではプロバンスの名物料理が次々と供される。
 城壁に囲まれた楕円形の町には、城門をくぐって入る。3階立ての建物の間に狭い路地が張り巡らされているが、すっかり観光化されており、その多くが店舗やアトリエ、レストラン、カフェになっているので明るく、市場のようで歩いていて楽しい。高級リゾートに近いだけあって、どのショップも洗練されており、商品はものがよい。
 迷路のような石畳の路地を抜け、丘の上に上がると、教会前の小さな広場があるが、眺望はよくない。
 海を眺めるには、長細い村の、南に突き出た先端部に行くとよい。城壁に登ると、市民墓地の向こうに、一面の森と海岸線とを望むことができる。