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上品な賑わいを見せる港町
Náousa
Νάουσα
ナウサ
(パロス島 −ギリシア)♦♦

ロス島といえば、距離的にも、島の規模としても、手ごろな典型的なエーゲ海の島として人気がある。
 ミコノスやサントリーニのような第一級の観光地ではないが、空港があるのでアクセスも良い。
 中でも島の北端にある漁港のナウサは、一番人気のリゾートだろう。

 港周辺の漁港の佇まい、端から端まで歩いて10分ほどの大きすぎも小さすぎもしない手ごろな町のサイズ、落ち着いた賑わいを見せるメインストリート、海岸に並ぶタヴェルナのシーフード、白い迷路の旧市街、丘の上のカテドラル、町の周囲の快適なアパート、近くのビーチ、など非の打ち所のない町だ。
 漁港周辺を朝歩くと見られるベレー帽を被ってたむろする漁師たちは、まさにギリシアの漁港のお決まりの風景だ。今は人影がないタヴェルナの軒先には、今日の料理に使うタコがずらりと干してある。

 丘の上のカテドラルにかけて、複雑な路地となって旧市街が広がる。メインの道筋は、町の住民用の食品店や、ツーリスト用のアクセサリー、土産物、旅行代理店などが並ぶ繁華街だが、裏通りに入ると対照的に、時折気の利いたショップやカフェがあるくらいの静けさだ。
 ホテルは少ないが、徒歩圏内に沢山のアパートがある。ちょっとした日用品を売る雑貨店や、スーパー、パン屋、ギロ(ギリシア風ファーストフード)の店など、生活に必要なものは何でも揃うので、ぜひショートステイをしてみたい魅力的な町だ。