の上から眺めるチンクエ・テッレの素晴らしい景色。特に海と山、それに点在する村が美しく配置した中央部からの眺めは、車、自転車、ハイキングコースなどの限られた手段でしか手に入れることができない。そんな時、海岸線を望む標高385Mの高台に、サン・ベルナルディーノという小さな集落を訪れてみたい。
　教会を中心に数十軒の小さな家が寄り添うように集まっており、教会のテラスから、東に向けて切り立った山が幾重にも入り組みながら海に落ち、コルニーリャ、マナローラの村が海岸に点在する様が一望の下だ［写真下］。ひと歩きで、西方（ヴェルナッツァ、モンテロッソ）にも展望が開ける。
　小さな集落へは、ヴェルナッツァからの国立公園の内の連絡バスを利用できる（公園有料入場者＝チンクエ・テッレカード購入者は無料で利用可）。