"地中海,ポルトガル,エヴォラ,evora"
2000年の歴史を誇る内陸の都
Évora
エヴォラ
(ポルトガル)♦

レンテージュ地方の肥沃な大地の中心地として、エヴォラは古代から中世にかけての輝かしい歴史を誇る。
 ローマ、アラブ、中世ポルトガルに跨り、政治・経済・学問・芸術に重要な役割を果たしてきたこの都には、数多くの素晴らしい建築物が残り、それらは世界遺産として保護されている。

 古代ローマのディアナ神殿[写真上]、13世紀のエヴォラ大聖堂[写真下]、アラブの要素が混在するサゥン・ブラシュ聖堂(Capela de São Bras)、中世の水道橋アグア・デ・ラプラタ送水路など、数え上げてもきりがないほどだ。
 16世紀の日本人キリスト教徒の少年使節が訪れた当時は、まさに地球を半周して日本にまで進出したポルトガルの都として、繁栄していたことだろう。
 町の中心である丘の上の、神殿と大聖堂とに並んで、世界遺産のロイオシュ修道院 (Convento dos Lóios)があり、現在は素晴らしく壮麗なポウザーダとして宿泊できる。