"チュニジア,ジェルバ,クラーラ,ゲララ,djerba,jerba,guellala"
島の陶器の産地として有名
Guellala
ﻗﻼﻠﺔ
クラーラ
(チュニジア)

やかな青、黄、赤などを使った細かい模様が特徴のチュニジア陶器の産地の一つが、ジェルバ島南部の村クラーラ(フランス語でゲララ)だ。本来は赤土で作った素焼の壷などが作られていたが、今では観光用にいろいろな種類の陶器が作られている。街道から外れた小さな村だが、交差点付近には買い物に訪れる観光客目当てに、10軒ほどの店が立ち並ぶ。他の町で買うよりも種類やサイズが豊富で在庫も十分なので、じっくり品定めしたいならわざわざ訪れる価値がある。また近くの民族博物館は、ジェルバの生活や文化を知るにはうってつけの立派なものなので、ぜひ寄ってみたい。
 数キロ南東のエル・カンタラ(El Kantara)には、島と本土を結ぶ土手が築かれている【写真下】。その長さは6.4kmで、ローマ時代か、もしかするとそれ以前に築かれたものであると言われている。島と大陸とを結びつける唯一の陸路だ。今では舗装された2車線の道路がその上に設けられており、平行して島に水を送るパイプラインが設置されている。