"地中海,レストラン,スペイン,イビサ,メソン・デ・パコ,Meson de Paco"
本場スペインでも上等なパエリアの店
Mesón de Paco
メソン・デ・パコ
(イビサ −スペイン)♦
リゾートアイランド・イビサのパエリア専門店

ビサ島は素晴らしいビーチとアクティブなリゾートタウンの両方を持つ、あこがれの島。中心地のイビサ新市街に、パエリアとグリルの専門店「メソン・デ・パコ」はある。

 土地の料理を1F、2Fあわせて100席ほどのレストランを、調理、給仕、会計まですべてをわずか3人の男性が切り盛りしている、スペインらしいとてもパワフルな店。パエリア鍋が調理場のすべての台という台の上、果ては材料庫の上にまで並び、ぐつぐつ煮立っている様は壮観のひとこと。

1人分の注文でも
専用パエリア鍋で

わずかに芯が残るのが本場バレンシア流


     中心街の市街地では目立たない入口で、店名の表示も見
     えない。立看板が目印。

            店内は気取らずアットホームな雰囲気。

ニョールが、塩を撒くようにパッと投げ入れているのはなんとパエリア米!さすが専門店、大人数の注文には両手を広げて抱えるような大鍋で、1人の注文には小鍋で、とそれぞれ最適のパエリア鍋を使っており、普通のレストランのようにパエリアは4名以上、とか言うことはない。


新鮮なエビの鉄板焼き


 

 日本はもちろんスペインですら、パエリアを注文すると炊き込み御飯を出すレストランは少なくないが、本場カタロニア地方の専門店は、あくまでも適度な硬さにこだわる。イタリアでパスタに「アルデンテ」(歯ごたえが残る程度の、の意)があるように、パエリアも微妙に芯が残る硬さがベスト。最適の調理時間としては1〜2分の誤差しか許されず、このベストのタイミングで提供できることが専門店のポイントだ。



良質の素材を使ったグリルはシンプルでもおいしい!

時間をかけてじっくりグリルした骨付きの子羊モモ肉

リル料理もまたおいしい。ハーブや香辛料をきかさず、素材の味が生かされている。地中海の真中にうかぶイビザ島のこと、海産物も悪くないが、バレアレス諸島では羊もまたご馳走だ。ふっくら炭火で焼き上げた骨付きモモ肉にトマトソースを絡めた一皿は絶品。

 他の料理も素晴らしい。ピーマンのサラダは、グリルした赤ピーマンの皮を向き小さくちぎってゆで卵を添えた伝統的な前菜。メインの後は、スポンジにリキュールを染み込ませ、生クリームで飾った素朴なデザートがよく合う。

Mesón de Paco(メソン・デ・パコ),
Avda. Bartolomé Roselló, Eivissa(Ibiza), Spain., (-->地図16
Tel: 971 31 4224,
店舗URL: なし,
紹介URL: http://www.ibiza-restaurants.com/resorts/ibiza_town_i.htm,
営業時間: 昼、夜(詳細不明),
水曜休,
カード可,
イビザ港より徒歩6分。海岸沿いを市街方面に向かい、まっすぐAvda. Bartolomé Rosellóに入り左側。

2001.10.15掲載