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ギリシアの村を忠実に再現した離れ形式のホテル
Arolithos
Αρόλιθος
アロリソス
(セルヴィリ −ギリシア)♦
実際の村と見まごうようなホテル敷地内の施設

小さな「村」のメインストリート

レタ島の真ん中、イラクリオ郊外に面白いホテルがある。小さな山村、それがまるごとホテルの敷地になって、その中でギリシアの小さな村の生活を体験できる。
 イラクリオの雑踏を離れること10kmあまり、そこは牧草地やオリーブ畑と荒地が広がる山裾の土地だ。
 道路わきの小さな集落のようなものが見えてくる。入口のΑρόλιθος(アロリソス)と書かれた石のゲートで、ここが目的のホテルであることが分かる。
 このホテルは、クレタの伝統的な生活を伝えたいというオーナーのサルストロスの強い情熱で再現された村そのものなのだ。


忠実に再現された古い家


客室は田舎の農家を思わせるつくり



 かつて牧草地であった斜面は、慎重に設計されたクレタの山村が、あたかも何世紀も前から存在したかのように再現され、建物や敷地内の建材(石や木材)、屋内の調度品が、創業者の努力によって集められた。
 そして1987年に開業した後、現在大小20余りの村を構成する建物に、客室を始めあらゆる必要な設備が配置されており、さらに少しずつ村は拡張を続けている。


懐かしさ溢れる田舎家の居室

自然の石を敷きつめた床と伝統柄のテキスタイル

ートをくぐって車を進め、駐車場に車を置く。この先、村内は徒歩になる。一番近い建物が、レセプションになっている。受付が済むと、今晩の住処へと案内される。
 石畳の小道の両側には、移築したのであろうか、古びた石組みの家が点在し、まるで中世の村を歩いているようだ。その中の小さな農家のような一軒に通された。


窓の外は本物の農村風景

 客室はかなり余裕ある広さの一部屋だが、一軒をそのまま占有するわけではなく、二組のゲストでシェアする形になる。
 玄関の分厚い木の扉を開くと、室内は漆喰の白壁で、床には平たい石が敷き詰められている。田舎風の木製のベッドや調度品が、民族調のタペストリーと共に温かみをかもし出す。
 初めて来たのに、懐かしい場所に帰ってきたような、ほっとした気分になる。


観光気分で巡ってみたい

薪で焼くパン焼き釜

っそく、村の中を巡ってみよう。村は大きく二つの部分に分かれている。
 一方はレセプションが含まれる公共施設の集まった地区だ。
 石畳の四角い大きな広場の周囲に、レストランとタベルナがある。ホテルの規模の割には大き過ぎるが、一種のミニテーマパークとして、観光客の受け入れをしているからだ。


意外と大きなレストランは最大の建物

 料理は伝統的なクレタ料理で、中にはいまどきの町の食堂では珍しくなったような、キノコの揚げ物、ピーマンのチーズ詰め、マルメロやブドウののシロップ付けなどの素朴な料理も含まれる。
 夏にはタベルナのテーブルが広場いっぱいに広がるという。ダンスや民族楽器の演奏などのイベントが、定期的に組まれているのも楽しみだ。
 タベルナの上は、素晴らしい農村の眺めが広がるバールになっている。
 この広場の端に、いつでも礼拝できるように小さな教会が作られているのが、信仰心が厚いギリシアらしい。

町のレストランではなかなか出会えない田舎料理の数々。もちろん普通の料理も選べる。




「村」に溶け込んだカフェニオンは、午後のいこいの場。

 広場の一角の、レセプションやロビーのある建物から反対側に続く一本道には、ホテルの客室となる建物や、様々なショップ・工房などが軒を連ねる。
 まず少し下ったところに、小さなカフェニオンがあり、ここで道が分かれている。
複雑に入り組んだ路地に、古材を使って本物さながらに作られた建物の一部は、銀細工、布製品、陶器、鍛冶屋などの工房になっている。

「村」外れの鍛冶屋。

 レストランやタベルナで出されるパンを、昔ながらに薪の釜で焼くパン工房もこの一角にある。それらの製品を売るショップも、もちろん併設されている。
 見逃してならないのは、博物館だ。ありとあらゆる民具や生活用品が収蔵されており、あるものは棚やケースに展示され、あるものは生活空間に配置する形で展示されている。まさに、クレタの生活を肌で感じることができる。

Arolithos(アロリソス),
P.O. Box 2032 Neo Stadio, Heraklion Crete 71002, Greece (-->地図58
Tel: +30-2810-821050/821051
Fax: +30-2810-821051
e-mail: arolithos@otenet.gr
ホテルURL: http://www.arolithos.com/, http://www.arolithosvillage.gr/
紹介URL:
部屋代: 60-80ユーロ(季節による)
代理店:
営業期間: 通年
レストラン: あり
カード: 可
イラクリオから、国道を西(レシムノ方向)に向かう。次の町ガジ(Gazi)のインターで降り、西のアノギア(Anoghia)へ向かって旧国道イラクリオ通り(Παλαια Εθνικη Οδος Ηραλειου)を約3km、セルヴィリ(Σερβίλι)地区にある。イラクリオの中心地から約11km、タクシーでも行ける距離だ。

2009.2.1掲載