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自然に包まれたシティーホテル
Hôtel Genovese Côté Citadelle
オテル・ジェノヴェーゼ
(ボニファシオ −フランス)♦♦
いつも最高の眺めと一緒にいたい



ホテルへは木製の門をくぐって

ルシカ島はフランス人にとっては、フランス語で行ける一番手近なリゾートだ。町を離れた手つかずの自然が残るビーチには、洒落た高級リゾートホテルが点在する。しかし一方、観光地である町中には、意外と泊まりたくなる良いホテルが見られない。コルシカ島最南端の景勝地ボニファシオに最近オープンした「オテル・ジェノヴェーゼ」は、町中にありながら快適なリゾートライフが送れる、コルシカ島主要都市では随一の滞在型のホテルだ。中世のジェノヴァ領時代に作られた城塞都市の外周を成す城壁の一部を取り込んで作られているので、何にも変えがたい眺望が部屋に居ながらにして楽しめるのが特徴だ。


モダンなデザインがナチュラルコンセプトによくマッチする

 城塞の旧市街へ向かう車は、港の近くを通って町の西端にあるサン・ドミニク教会前へと上がっていく。オテル・ジェノヴェーゼはまさにその脇、大変便利な位置にある。道路から下ってパティオを過ぎるとすぐレセプションがある。この周りにも部屋が配置されているが、お勧めはテラスつきのスイートだ。居室を抜け、シャワールームに入るとそのままウッドデッキのテラスに続いている。




シャワーを浴びたらテラスのウッドデッキで夕涼み

 テラスの眼下にはオリーブやハーブに囲まれた気持ちよいプールが見渡せるが、その向こうには海が、港が、そして城塞都市ボニファシオが一望のもとにある。このパノラマを好きなときに独り占めするだけで、このホテルに泊まった価値が十分感じられる。この位置から眺めた城塞の迫力は美しく、高さ80メートルの崖上から見た入り江の風景も見事だ。

 レストランがないので夕食は町で取る。同系列のシーフードレストランCentre Nautiqueを始め多くのレストランが軒を連ねる港まで散歩がてら歩いても良いが、手近な旧市街にも素晴らしいレストランがいくつもある。部屋に戻って見る、町の夜景もまた美しく、ライトアップしたプールも昼間とは違った表情だ。


テラスにて。旧市街と港の夕景


プールサイドの一日



涼しげなガーデンで取るオープンエアの朝食


日再びテラスに出てみると、夏であればちょうど港の上あたり、朝もやの中に日が上ってくる。涼しいうちに、バールで朝食を取ろう。オリーブに囲まれたプール手前のガーデンにあるウッド・テーブルの席が心地よい。

 夏の暑い日中は、一日プールサイドで過ごす客が多い。プールサイド全体がウッドデッキになっており、そこをくり貫いて真っ青なプールが仕立てられている。暑くなっては体を湿らせ、またデッキチェアーに戻り雑誌を眺める、その退屈な繰り返しが、忙しい日常を離れて幸せな気分にさせてくれる。それに飽きたら、ホテルの玄関を出てみよう。ボニファシオ旧市街、有名な海まで続くアラゴン王の階段、港への観光トレイン(オープンエアのバスの一種)の乗り場など、どれもすぐ近い。



暑い一日はプールサイドでゆっくり過ごしたい



Hôtel Genovese Côté Citadelle(オテル・ジェノヴェーゼ),
Quartier de la Citadelle, Hauteville, 20169 Bonifacio, France (-->地図09
Tel: +33 04 95 73 12 34
Fax: +33 04 95 73 09 03
e-mail: info@hotel-genovese.com
ホテルURL: http://www.hotel-genovese.com/
紹介URL:
部屋代: 110ユーロ〜(10月〜3月)/230ユーロ〜(7月、8月)、(朝食別)
代理店:
営業期間: 通年
レストラン: 無
カード: 可
ボニファシオ旧市街の駐車場に近く、サン・ドミニク教会脇。

2004.6.15掲載