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急峻な山頂にある中世の見張り用の城
Buffavento
ブッファヴェント
(北キプロス −キプロス)♦
急峻な山頂の城跡

からそそり立つ急峻な山地の山城がブッファヴェント城だ。
 キプロス島北岸の良好ギルネ(キレニア)を見下ろす標高940メートルの山頂に、ビサンティン帝国の12世紀の城跡がある。その足元に遥か彼方まで海岸線を見渡す素晴らしい展望は、まさに敵を見張る望楼として最高であったに違いない。

海岸線の雄大な眺め
 ブッファヴェントを訪れることは、一種の登山と言えるかもしれない。北キプロス共和国の海の玄関口ギルネ(キレニア)から、ファマグスタへ向かう幹線道路がキレニア(Kyrenia)山地を越えてメサオリア(Mesaoria)平野に入る峠に分岐がある。そこから未舗装の細い道路を西へ6〜7キロ進んだ稜線の南側が登山口となり道は行き止まる。遥かに見上げる山頂の城跡までは小一時間の登山となる。
 南側斜面は広大なトルコ軍駐留地となっており、上記の径路以外は認められない。人、車共に間違えて立ち入らないよう注意したい。