「地中海生活」 2000年 冬号 ( 11月12日発行 通算第20号 ) P.4
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 車はセウタの旧市街を抜けると、緑豊かなアチョ山へと向かっていきます。

 アチョ山にはスペイン軍の拠点があるため立ち入り禁止となっており、軍事都市としての一面を感じさせられます。

 山頂近くにあるサン・アントニオ修道院まで行くと、セウタ全体を見渡す、最高の展望が得られます。
 セウタは小さな島の上に作られた町であり、アフリカ本土とは2本の橋で接続されています。


 くびれた部分の手前側、つまり島の上にはスペイン人が住む旧市街があり、モロッコ人が多く住みいくつものモスクがある本土側とは雰囲気が異なります。
 そして背後の緑の山々は、もうモロッコになります。

 市街地の向こうに見える高い山はイベル・ムーサ、そして海峡を隔てて見える三角錐がジブラルタル、この2つのピークが地中海の入り口を抑える有名な「ヘラクレスの角」です。

Top; Monte Hachol, Ceuta
The second; View of Ceuta town and Ibel Musa at Eremitage de San Antonio, Ceuta
The third; View of Gibraltar at Eremitage de San Antonio, Ceuta
Bottom; View of Ceuta town at Eremitage de San Antonio, Ceuta

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