城跡の丘へと階段を上がっていくと、１９世紀の英国貴族

　　　　たちを魅了した、ニースのライトブルーの海が大きく広がり

　　　　ます。

　　　　　階段の途中に小さな礼拝堂がありました。



　　　　　緑と黄色の２色の屋根瓦は、ナポリやシチリアと同じくティ

　　　　レニア海沿岸の古都の教会に共通して見られるものです。

　城は廃墟となりほとんど残っていません

でしたが、先ほど歩いた港を眼下に収める

見事な眺望が待っていました。




　ニースはプロヴァンスの都市と同じく、

紀元前６世紀前後にギリシア人によって

開かれた町です。

　ギリシアの伝統は、形のあるもの

としてはこの復元されたモザイクな

どに見られるのみですが、ブイヤベ

ースなどの料理や迷路のような旧

市街の構造に受け継がれています。

　　旧市街側の眺望もすば

　らしく、たくさんのロマネス

　ク様式の教会の鐘楼が見

　られます。