ーマ帝国のイストラ半島進出の拠点であったプーラには、当時を偲ばせる多くの遺跡が有り、世界遺産に指定されている。シンボルでもある円形競技場[写真上]は当時の土台の上に再建されたものだが、ヘラクレス門、邸宅のモザイクなど、現存するものもある。1世紀のアウグストゥス寺院[写真下左]があるフォーラムに、当時の町の構造がそのまま残っている。 6世紀の初期キリスト教時代の貴重なスヴェティ・マリヤ・フォルモザ教会[写真下右も見逃すことが出来ない。 現在のプーラは、クロアチア有数の都市として、経済や産業の中心地のひとつとなっている。英国やドイツとの直行便、イタリアからの航路など、交通の拠点でもあり、ここをベースに旅程を組むのも便利がいい。