オニア諸島はギリシアにありながらイタリアにもほど近い人気のリゾートだが、中でもパクシ(パクソス)島は予約なしでは泊まれない憧れの小さな島だ。忙しい現実の世界を離れて、海と山が美しいこの静かでな小さな島を目指し、イギリスから、イタリアからリゾート客が訪れる。
村の路地にもパン屋、八百屋、雑貨屋などが連なり、地元住民とリゾート客が共に生活する楽しい一帯だ。その真中の広場周辺はレストラン、カフェが集まるが、海岸沿いがリゾートムード満点なのに対し、広場周辺はギリシア郷土料理中心のタヴェルナやギリシア式のカフェニオンが集まっている。
準的なアパートには、生活に必要な家具や電化製品、食器類がすべて用意されているので、新鮮な食材を買ってきて自分で食事を作ってもよいし、歩いてすぐのパン屋で毎朝焼きたてのパンを買って食べるのもよい。
日本人にとってはパクシ島に辿り着くのが一苦労だ。ギリシアの首都アテネ空港で乗り継いでケルキラ(コルフ)島のケルキラ空港へ、そこからタクシーで港へ移動し、高速船か水上飛行機でパクシ島のガイオス港に渡る(夏季なら1日各1〜2便)。またイタリアのブリンディジとギリシアのピレウスを結ぶ航路や、ギリシア本土のイグメニッツァからの航路もあるが、あまり効率的ではない。ガイオス港からラッカに移動するには1日4便の路線バスの利用となるが、ガイオス港からバス停までの1.5kmは徒歩での移動となる。タクシーはシーズン中は予約でほぼ満車となり、利用は期待薄だ。 予算に余裕があれば、水上タクシーを利用したい。本土のパルガやケルキラ島南端のレフキミから30〜40分でラッカの村の中心に接岸してくれる(約1.5〜2万円、要予約−Lakka Express)。
--> http://www.paxi.gr/index.html(パクシ島公式サイト)
--> http://www.paxos-greece.com/Lakka/lakka.htm(paxos-greece.com) |