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どことなく異国的なサルデーニャ最大の港町
Cágliari
カーリアリ
(イタリア)♦

特の文化を秘めたサルデーニャ島。その南端にある、島で最大の都市でもある港町カーリアリは、山の文化と海の文化、周辺国の文化が混じりあい、一見普通の南イタリアの都市でありながら、どことなく異国風であり、無国籍風でもある。
 歴史は古く、ローマ時代の劇場、ビサンテイン時代の教会などの史跡には事かかない。
 広大な市街地のほぼ真中に、ピサ人によって作られた、サルデーニャ語でス・カステッドゥ(Su Casteddu)と呼ばれるこじんまりした城塞に囲まれた旧市街が残っている。象の塔からの、数多くのマジョルカ焼きの教会のドームが港を背景に見事に並ぶ様子は、カーリアリの象徴的な風景だ[写真上]。その中心にはピサ様式の大聖堂があり、その彫刻や大理石などのモザイクの美しさは必見だ[写真下]。
 カリアリには島内において上質なレストランが多いが、8月にはほとんどの店が休業する習慣がある。