物の街として知られるこの小さな街を訪れると、国道沿いに色鮮やかな陶器店が軒を連ねており、道の両側に立ち並ぶ様は壮観だ。モチーフは果物、太陽、そしてアラブ・スペイン的なニュアンスを含むシチリア風の幾何学模様などが中心だが、各店が全てオリジナルなので、それらを見て歩くだけでも楽しい。本当に品定めをしながら見て歩くと2〜3時間はかかってしまうほどだ。 地元の暮らしの地域である街の中心街は、陶器店が並ぶ国道裏手の並行して走る道にある。こじんまりとした教会の先には、美しいタイルで飾られたティレニア海に面したテラスに出る。