イ トリア谷に面した、白い街の一つとして知られるのがチステルニーノだ。この街は周辺の町に比べても一番小さい方に入るのではないか。僅か200〜300m四方のほぼ正方形をした城壁の内部に旧市街が存在する。
入口はイトリア谷に面したポルタ・グランデと、その裏側にあたるポルタ・ピッコラの二つだけ。内部は、真っ白に塗られた家々が細く迷路のような路地に面してぎっしり立ち並んでいる。外階段、バットレス、トンネル状の通路など、木製部分が青く塗られていないことを別すれば、エーゲ海の島々の町並みそっくりだ。
ポルタ・グランデから外に出ると、トゥルッリの農家が点在するイトリア谷に開けたテラスになっており、谷の向こうにマルティーナ・フランカの街がかすんで見える。
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