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要塞のように海に聳える旧市街
Porto Maurizio
ポルト・マウリツィオ
(イタリア)♦

ビエラ海岸の西端、フランスと接するインペリア県の県庁所在地のインペリア市。この県都は、インペロ川を挟んで対峙する、ポルト・マウリツィオとオネリアの2つの町が合併してできたもので、今でも独立した2つの地区を形成している。
 ポルト・マウリツィオは、まるで半分に割ったボールを海岸線に置いたような丘を覆うように作られた中世の町だ。
 だから、海岸線のどちら側からも、海に浮かぶ巨大な要塞のように見える。
 海岸を進む国道から、山の下をトンネルで潜って大聖堂の前に出る。旧市街は階段ばかりなので、ここに車を置いて歩いていくのが良い。
 最上部は、パラシオ(Parasio)と呼ばれる古い教会と修道院跡に囲まれた、昔の佇まいを残す広場になっている。修道院の回廊跡から見る、輝く海が美しい。