ーチェ川を望む山深い渓谷上の丘の町。サーラ・コンズィリーナ(Sala Consilina)からティレニア海に抜ける国道585号を走っていて、一面緑の静寂のなか突然目に入る、戦艦のように力強く丘上に密集した家並みは感動的だ。 かつて上半分のランゴバルト系のカトリック教徒地区と、下半分のビサンチン帝国系のギリシア人正教徒地区に分かれていたことで知られており、現在でも旧正教徒地区の教会を訪れると、構造上もともと正教会であった構造を残していることが分かる。