"地中海,スペイン,マドリッド,マドリード,madrid"
王宮付近に旧市街を残す近代の首都
Madrid
マドリッド
(スペイン)♦

都が南に約60kmのトレドから移された1561年まではカスティーリャのひとつの町に過ぎなかった。その名は9世紀にムハマンド1世が築いた砦のマジェリット(Majerit)に由来している。現在はいわずと知れたスペインの近代的な首都であるが、旧市街近辺には歴史と風格を感じさせる佇まいを残している。
 旧市街の中心はマヨール広場(Plaza Mayor)で、ここで何人もの王の即位式が執り行われてきた。西には王宮が、東には道路の0km原標をもつ太陽の門(プエルタ・デル・ソル)があり、スペインの心臓部となっている。この周囲にはマドリッドの歴史ある教会や庶民的なパール、タベルナ、商店などが立ち並ぶスペインらしい情景を作り出している。日本語でマドリードと呼ばれる町の名は現地のカスティーリャ語(スペイン語カスティーリャ方言)ではマドリッ(ズ)と呼ばれている。