エラネバダ山脈の南斜面、県都グラナダの裏側は、アルプハラスと呼ばれる歴史に飛んだ静かな山村地帯になっている。 その西の入口に当たるのがオルヒバで、人口5039人とこの地域では随一の町だ。 グアダルフェオ川の渓谷に近いこの町は、かつての首都グラナダと港町サロブレーニャとの中継点でもあり、しかも標高の高いアルプハラスの斜面に点在する数々の村へ通ずる道の拠点に当たるため、古くから交通の要衝として知られていた。 高速道路のルートから外れた今は静かだが、アルプハラス観光のベースとして重宝する。