チュニジア料理に気軽にトライできる本格派の食堂 | ||||
史あるチュニス旧市街で、グランモスクのほぼ正面、人通りの多い通りに面した料理店がマフダウイだ。観光名所の中心にありながら、地元生活者も多い地域なので、気軽に立ち寄れる本格的なチュニジアの食堂だ。 |
||||
業開始前から地元客と観光客とで満席になっているが、肝心の料理はいつ何が出るのか誰にもわからない。ただ、通りからも見える厨房で大鍋でクスクスのスープを煮込んでいるのはよくわかる。それから何かを焼いたり、数人の店員や料理人が忙しく準備をしている。
続いて出てきたのは、本日のお勧めと聞いて頼んだ、羊の頭のグリルだ。他の客も多くが頼んでいるご馳走である。頭を半分に割り、皮や目を取り除いて、シンプルな塩味でしっかりと炭火で焼き上げたものだ。脳みそ、そして頬、舌が食べどころだ。塩味が効いていてなかなかうまい。脳は海の珍味のようなとろけるような食感、そして頬や舌は牛タンのような締まった肉質で食べ応えがある。 生活地区と観光地とがきっちり分けられているチュニジアで、外人観光客が何の気兼ねもなく立ち寄れる雰囲気の貴重な食堂だ。 |