リグリアの港町で100年以上続く魚料理店 | |||||||||
グリア地方の小さな漁港の町で、1891年から伝統的なレシピを守ってきた店、それがポルポ・マリオだ。
タコの棗(ナツメ)煮(Polpo in brodo di giuggiole)、タコのパテ(Pate di polpo)、エビ団子の鍋焼きローズマリー風味(Polpetti in tegame al forno col rosmarino)など、見たこともない料理ばかりだが、決して気まぐれな思いつきのレシピではない。
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使う素材は自前の漁船の水揚げから |
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ンプルな料理は、ともすると無造作な感じすらする。しかし、値段が安く味は文句なく素晴らしい。素材にかけた一本勝負だ。
パスタも、魚尽くしの品々が並び、レシピの多さとそれだけの素材の調達する努力に感心させられる。
タコのスパゲッティは、粗く刻んだタコのソースで合えたシンプルな一皿だ。ほのかに海の香りがするさっぱりした味わいが特徴だ。 一方魚介のラヴィオリは、海の幸を詰めた手作りのラビオリを魚とトマトのソースで味を付けており、濃厚でしっかりしている。まるで海そのものを食べているような感じすらする。
メインは、飾り気のない茹でダコをオーダーしてみた。茹でたタコに、パセリ、オリーブオイルを振ってあり、お好みでレモンをかける。 あまりにも素っ気ない料理だが、逆に素材が全ての自信作ともいえるだろう。 口にしてみると、取れたてのタコを茹でただけでこんなに旨みがあるのかと、改めて驚くに違いない。 |
Polpo Mario(ポルポ・マリオ), --> Sestri Levante(地中海生活 −Cities)
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