旧港に面したおしゃれでクラシカルなプチホテル | |||
ニアのエネティコ・リマニ(Ενετικό λιμάνι、ヴェネチアの港)は、丸い静かなマリーナにクルーザーが所狭しと浮かび、周囲の岸壁はプロムナードとなり、それを縁取るレストランやカフェニオンが切れ間なく続く、ヴェネチアの雰囲気そのままの美しいスポットだ。
そんな岸壁の建物を改装したホテルが数軒あるが、特に絶景を独り占めにできる海沿いの部屋は憧れの的だ。 アンフォラは中でも目を引く存在で、古い建物をうまく生かして上品に改装したプチホテルだ。 14世紀のヴェネチア時代の建物が、薄いピンクの外壁に窓は青く縁取って綺麗にリフォームされている。
裏通りに面した入口は、中世の扉が残り、石畳の中庭の井戸も原型を留めている。 中庭を通って古い石の階段を上がったレセプションは、打って変わって木をふんだんに使った上品で落ち着いた空間になっている。 ホテルは昔の建物をうまく使った、複雑な構造をしており、海側から見た1階は、ホテルのレストランだが、直接は繋がっていないようだ。その上のフロアが裏通りのホテル玄関と同じレベルの2階で、レセプションは海から見ると3階になる。 さらに階段を上がると、奥まった増築部分の最上階(4階)の部屋がある。 |
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まるで我が家のような落ち着いたインテリア | |||
沿いの部屋を予約すると、"TRL room with view over the port-not allways quiet because of night life"(夜遊びの喧騒で静かとは言えない、港を見渡す三人部屋)という部屋名で確認をもらった。
レセプションと同じフロアで、海が目の前に迫る11号室は、メゾネット形式になっている。 居室にはダブルベッドや応接セットがあり、港に面したテラスに2つのドアがある。
テラスは狭いながら小さな机とイスがあり、いつでも自由に海風を感じられる環境がうれしい。 テラスからの眺めは、まさに港を自分の掌に納めたかのような、またこの町で暮らす市民であるかのような、観光客とは全く違う目線の絶景だ。
Amphora(アンフォラ), |