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水辺にはフラミンゴが飛来する
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ローヌ川は、アルルで大ローヌ、小ローヌの2本の川筋に別れる。その間の広大な湿地帯がカマルグだ。
カマルグは古代には海だったところで、中世以来の数百年でローヌ川が運んだ土砂の堆積が進み、現在の形が出来上がった。
未だに面積のかなりの部分は水面となっており、水鳥の楽園となっている。特に数万羽が飛来するピンク・フラミンゴが有名だ。
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草原を駆け巡るカマルグの白馬
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また湿原を駆け巡る白い馬はカマルグ馬と呼ばれ、5世紀にヨーロッパに大帝国を打ち立てたアジア系遊牧民フン族が連れてきたと言われる。牧童がカマルグ馬にまたがって追うのは、闘牛に使うカマルグ牛だ。
カマルグを移動するには、町と町とを結ぶ僅かな道路を走るだけの自動車は役に立たない。徒歩で行くには広すぎる上、沼地なので迂闊に歩くと足元が沈んできて危険なので、馬かボートを使ったツアーに参加するのが一番だ。
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どこまでも続く潟
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