「地中海生活」 1999年 冬号 ( 11月12日発行 通算第16号 ) P.5
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 アルガルヴェでいちばん西の町、ラゴシュに着きました。

 紀元前から栄える古い港町でもありますが、最近はリゾート基地としても知られています。

 おなかがすいているので、さっそく4月25日通りに行ってみます。


 リゾート地ならではの華やかさと、水着のままで食事もできる気軽さとが同居した、とても居心地の良い通りです。

 イワシやイカ、貝類など新鮮な海の幸が豊富で、どのメニューも魅力的です。




Top; Lagos
The second; Lagos
Bottom; Lagos




 真新しく洒落た旧市街中心部はリゾート客であふれており、華やいだ気分でいっぱいですが、

 一歩裏通りに入ると、古びた粗末な家が並び、ほとんど人通りもなくゴーストタウンのようです。



 貧しい一般市民の中に浮かぶ、外人租界のようなリゾート地。そこには軍事政権、社会主義政権が続き、発展が遅れたポルトガルの一面が凝縮されているようでした。

 しかしこの素朴さこそが、一度ポルトガルを訪れた者をとりこにするのです。



Top; Lagos
The second; Lagos
The third; Lagos
The fourth; Lagos
Bottom; Lagos

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