真実の口があるサンタ・マリア・イン・コスメディン教会 
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		中世から現代にかけて作られた再建ローマの歴史も、数百年に及ぶ立派なものだ。中核を為すのはナヴォナ広場を中心とする蛇行するテヴェレ川に囲まれた地域だ。フォロロマーノを覆うように聳える白亜の大建築物ヴィットリアーノは、初代イタリア国王に捧げられた記念堂で、最上部からの眺めが素晴らしい。テヴェレ川沿いのサンタ・マリア・イン・コスメディン教会は真実の口で有名だが、8世紀の美しい建物やモザイクもまたぜひ見ておきたい。一帯は、風格のある黒ずんだ古い家並みの間に、生活感の漂う市、古代遺跡、トレヴィの泉などのバロック芸術が点在する、ローマの全てが凝縮された素晴らしい地域だ。パンテオンもその一角をなしている。 
		 
			
				
				 
				テヴェレ川と、川中にあるティベリーナ島 
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  市の北部は比較的新しく、ポポロ広場、スペイン階段などの名所近くは商業地域となっている。テルミネ駅近くの美しい外観を持つサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂も、ヴァチカンが直接管轄するローマで最も重要な聖堂の一つだ。 
 一方南部はカピトリーノの丘から続く中世の緑地帯が残っている静かな地域だ。同じくヴァチカン管理下にあるサンジョヴァンニ・イン・ラテラーノ教会、古代ローマのカラカラ浴場跡などが見所だ。 
 テヴェレ川の向こう側は、トラステヴェレ(テヴェレ川の反対側の意)と呼ばれ、サンタ・マリア・イン・トラステヴェレ教会を中心に入り組んだ路地の活気ある庶民の街で、街歩きが楽しい。
  
		
			
				
				 
				朝市がたつカンポ・ディ・フィオーリは、花でいっぱいになる 
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