旧ユダヤ人街のひっそりした裏通りに | ||||||
場からスタートした店であることは、カンティナという店名からも分かるとおりだが、今やトラーパニを代表する郷土料理の店として知られており、地元の客や観光客らが引きもきらず訪れる名店だ。
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魚三昧の料理はどれも最高の美味さ | |||||
スタなら迷わずブシャーテを注文したい。らせん状に巻いた薄い麺なので、ソースが良く絡んでうまい地元のパスタだ。魚介尽くしでいくなら新鮮なエビのトマトソースが相性もよくお勧めだ。
名前から想像されるカステラのようなものではなく、サルデーニャのセアーダスとも似た、甘いリコッタチーズを中に詰めた大ぶりの揚げ餃子、といった感じの質感のあるデザートだ。 イタリアの魚料理は概して、鮮度が悪いのに値段ばかり高く、しかも単純な料理が多い。しかし、ここで食べた料理の数々は、日々の生活に根付いた魚介料理の蓄積をつくづく感じさせられる、印象に残る料理であった。
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