テラスの木漏れ日の下で静寂のランチタイムを | ||||
のように静かなコトル湾の水面に面して、ぺラスト(Perast)集落内でただ一軒のレストラン「ヴィラぺラスト」がある。ヴェネチア共和国時代、海軍の拠点であったぺラストは、今ではシーズン中でさえ人通りが疎らな小村落だ。広場から湾に沿ってコトル方向に2〜3分歩くと、ホテル兼レストランの「ヴィラペラスト」のひっそりとした入口が見えてくる。店の看板は見落としてしまうほど小さく、また民宿か何かのような感じで、お客がいないとここがレストランであることに気が付かないほどだ。 |
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トル湾沿いの道路と並行して延びる、小型車がようやく通れる幅の裏道沿いにホテル/レストランの建物があるのだが、客席は建物と湾との間の蔓草でしっかり覆われたテラスに設けられており、裏道をまたいでレストランのスタッフが頻繁に行き来している。
メニューは、サラダ、魚、肉などのとてもシンプルな料理で構成されている。山に近いバルカンの村だけに、特徴的な一皿はやはり肉料理だ。細長い肉団子状の塊を焼いたものに、ポテトフライとトマトが添えられた一皿は、さながらトルコ料理のようだ。
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