吹き抜ける風は涼しく、よく冷えた格別に甘いメロンと、ミネラルウォーターで生気を取り戻しました。 水辺まで下っていくと、地震の際水没したものでしょう、港の中にぽつんとリキア人の墓が半分水につかっているのが見えました。
下り道、暑さに耐えかね、茶屋で休みをとりました。 じゅうたんにベタっと座り込むトルコの田舎の茶屋は、ここで目の当たりにしたローマやギリシアの世界とは似ても似つかぬものですが、日本の畳にも似て心地よいものです。
ここは交通の便もなく、本当に隔離された静かな場所です。 この水辺で、古代に溶け込んだような、もしくは完全に停止しているかのような、静かな時間を過ごしました。
Top; Kalekoy Middle; Kalekoy Bottom; Kalekoy
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