車で島をめぐってみます。



　　　島の中央部の丘を越えると、

　　眼下にヴルブニクの町が広が

　　ってきました。

　外から見るとこの町は、本土のディナール

アルプスを背景にちょうどアドリア海に浮か

んでいるように見えます。

　　　汗を拭きながら、丘の上まで上

　　ってみると、ようやく町は全容を

　　現しました。



　　　海上５０ｍの崖の上に位置する

　　この町は、見事な天然の要塞です。

　町の中は人気がなく、細い

路地は日中でも薄暗い感じで

す。


　密集した家々の中にようやく

教会を見つけることができまし

た。


　建物の隙間から見上げた教

会の塔の時計は文字盤がはが

れかかっていましたが正確な

時を刻んでいました。

　過疎の進んだこのヴルブニクには、


昔のクロアチアがそのままの姿で残


されていました。