アルファマからサン・ジョルジェ城を目

指して丘に登り始めます。



　アルファマは、８世紀のイスラム帝国か

ら１８世紀の大地震まリスボンの中心地で

した。

　　　　　安定した岩盤上に位置し、一瞬で町を消滅さ

　　　　せたリスボン大地震とその時の津波から唯一逃

　　　　れることができた、貴重な歴史的地区です。




　　　　　丘の斜面に広がるアラブ風の路地の間からは

　　　　青いテージョ川が顔をのぞかせます。

　汗を拭きながらアルファマ上部の高台に

上がると、そこにはサンタ・ルジア教会が

あり、その外壁は青と白の見事なアズレー

ジョで飾られていました。

　　　　この教会のテラスからの眺めには、


　　　暑さも吹き飛んでしまいます。

　さらに登っていくとやがてサン・ジョルジェ城

の城壁の門に達します。



　中のテラスはリシュボアの大展望台で、ここは

紀元前から歴代の王の居住地でした。この砲門は

まっすぐにリシュボアの海の玄関口であるコメル

シオ広場に向けられています。



　今では気持ちの良いカフェやレストランが連な

る人々の憩いの場になっています。

　　　　　　　　かすかに見えるのは、テージョ川にかかる４月２５日橋です。対岸には巨大なキリスト像、

　　　　　　　クリスト・レイがひときわ高くそびえ立っています。