「地中海生活」
1997年 秋号 ( 8月12日発行 通算第7号 )
MAP & TRAVEL
THE MAP OF ISOLA D'ISCHIA E PROCIDA
本文に登場する町
その他の主な町
イタリア全図
イスキア島、プロチーダ島について
概要
旅行の季節
旅行日数
行き方
ホテル
その他の見どころ
イタリア全般の情報(イスキア島、プロチーダ島に関するリンクを含む)
概要
イスキア島、プロチーダ島はともにナポリ沖に並んで浮かぶ島ですが、性格はかなり異なります。イスキア島はリゾートの島として有名で、夏にはイタリア国内もしくは近隣諸国から沢山の保養客が訪れます。火山島で島の中心には標高788Mのエポメオ山がそびえる円錐型の島で、温泉地としても有名です。ナポリ近辺の島では、世界的な有名な観光地であるカプリ島に対し、イタリアや近隣諸国の庶民に静かなリゾート地として有名です。
一方プロチーダ島は長さが3km程度の小さな島で、イスキアと同じく火山性の島ですが崩壊が進み、周囲には崖が続いています。著名な観光地はほとんどありませんが、農民や漁民など普通のイタリア人の暮らしがそのままにある島です。
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旅行の季節
地中海性気候で春から秋にかけてはよく晴れる日が続きます。夏の日中はかなり暑くなりますが、夜は涼しく快適です。またバカンスシーズンでもあり旅行者も多くにぎやかな季節です。冬は寒く天候が安定しません。
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旅行日数
イスキア島は保養地であり見学場所は多くありません。中心街のイスキア・ポルトからイスキア・ポンテにかけての市街地とイスキアポンテの城跡が主な見どころです。また島内の町には温泉が多く湧き、利用できます。最低1日から長くても2日〜3日で見学できます。しかし観光よりむしろ、保養目的の長期滞在客が多い島です。 またプロチーダ島は小さい島なので1日で歩き回ることができます。
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行き方(交通)
日本からイスキア、プロチーダへ
ローマ、パリ、ロンドン等で乗り継いでナポリ空港まで飛び、そこから船で行きます。またローマ空港からは鉄道利用でナポリまで行くこともできます。船の便数は多く1〜2時間おきに出ています。高速船とフェリーとがあり、それぞれプロチーダまで30分、60分、イスキアまで40分、1時間20分です。ナポリには港が2つあるので乗船する便がどちらから出るか注意が必要です。またポッツオーリ港からフェリーが出ています。
イスキアにはイスキア・ポルト、カサミッチョーラの2つの港があります。またカプリからの船はイスキア・ポンテに着きます。
夏期に限りサレルノ、アマルフィ、カプリ島からの直行便が1日1便あります。
英国航空利用(毎日)
ナポリまで
東京11:00→ロンドン・ヒースロー15:30 乗継 ロンドン・ガドウィック18:00→ナポリ21:40、この日はここで泊
イスキア・プロチーダへ
ナポリ8:20→プロチーダ8:50→イスキア・カサミッチョーラ9:15(高速船)
エールフランス航空利用(月・火・水・木・土発)
東京21:55→パリ4:25 乗継 パリ12:45→ナポリ15:00 乗換 ナポリ16:20→プロチーダ16:50→イスキア・カサミッチョーラ17:15(高速船)
大韓航空利用(火・木・土発)
ナポリまで
東京9:30→ソウル11:55 乗継 ソウル13:45→ローマ18:20
列車; ローマ空港20:05→20:40ローマ・テルミニ 乗換 ローマ・テルミニ21:10→23:00ナポリ・チェントラーレ、この日はここで泊
イスキア、プロチーダへ
ナポリ8:20→プロチーダ8:50→イスキア・カサミッチョーラ9:15(高速船)
サレルノ、アマルフィ、カプリから
サレルノ7:45→アマルフィ8:35→ポジターノ9:05→カプリ9:55→イスキア・ポンテ11:10
ナポリまでは英国航空、エールフランス、アリタリア、などいくつかの会社が接続便を持ちますが、上に上げた2社の接続が比較的良いようです。またローマ−ナポリを別料金で国内線利用とすればほとんどの会社を利用できます。
ナポリからは高速船、フェリーとも数が多いので自由に日程を組むことができます。
なおスケジュールは1996年夏期のものです。
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ホテル
イスキア島は保養地として有名であり、高級なものから庶民的なものまで数多くのホテルがあります。
地中海生活で紹介した「Pensione Il Monastero(ペンシオーネ・イル・モナステーロ)」は、イスキア島の中では異色といえるでしょう。比較的質素な庶民向けのホテルですが、眺望は格別です。保養向けなので夏期の予約は3泊以上の連泊のみです。1泊朝食の費用と併設レストランのチェーナ(ディナー)の費用を併せて一人約8万リラ(約6000円)と格安です。また上は1室につき1泊朝食付で40〜50万リラ(約3万〜4万円)の高級ホテルまでさまざまです。他のホテルも原則3泊以上の連泊のみのところが多くなっていますが、空きがあれば1泊でも泊めてくれます。
プロチーダ島は観光化されていないためホテルはごくわずかしかありません。
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その他の見どころ
ナポリ市街やカプリ島、アマルフィ半島へも比較的近いので、同時に旅行するのも良いでしょう。
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