ニースからさらに西に車を走らせ、アンティーブの 手前を少し山のほうに入ると、ここにも小山の上に ビオットという小さな鷲の巣村がありました。
この村もとても風情があり、いまだに石組みの壁で できた家が使われています。
村の中心の小さな広場には、アルカデスという 村でたった1軒の小さなホテル兼食堂がありまし た。 素朴で気取らない田舎風の店ですが、よい服を 着た品のよい客が頻繁に出入りし、名の知れた店 であることがわかります。
この店にメニューはなく、初老の紳士が客の一組ごとにその日の 料理を白い紙のクロスの上に書きながら説明して回っています。 本日のお勧めメニューであったジビエを注文しました。柔らかく焼 けたキジ肉にハーブのきいたフルーツソースをあえて食べます。プ ロヴァンスの秋の自然の恵みを満喫する、最高のご馳走でした。 このすばらしい食堂付きの宿には既に空きがなく、去りがたいこ の村を後にし、今晩の宿を求めてさらに車を走らせて行きました。
Top; BiotThe second; BiotThe third; Cafe des Arcades, BiotBottom; Cafe des Arcades, Biot
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