「地中海生活」 1998年 冬号 ( 11月12日発行 通算第12号 ) P.7
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  ニースからさらに西に車を走らせ、アンティーブの

 手前を少し山のほうに入ると、ここにも小山の上に

 ビオットという小さな鷲の巣村がありました。


     この村もとても風情があり、いまだに石組みの壁で

    できた家が使われています。





  村の中心の小さな広場には、アルカデスという

 村でたった1軒の小さなホテル兼食堂がありまし

 た。


  素朴で気取らない田舎風の店ですが、よい服を

 着た品のよい客が頻繁に出入りし、名の知れた店

 であることがわかります。



  この店にメニューはなく、初老の紳士が客の一組ごとにその日の

 料理を白い紙のクロスの上に書きながら説明して回っています。



  本日のお勧めメニューであったジビエを注文しました。柔らかく焼

 けたキジ肉にハーブのきいたフルーツソースをあえて食べます。プ

 ロヴァンスの秋の自然の恵みを満喫する、最高のご馳走でした。




  このすばらしい食堂付きの宿には既に空きがなく、去りがたいこ

 の村を後にし、今晩の宿を求めてさらに車を走らせて行きました。

Top; Biot
The second; Biot
The third; Cafe des Arcades, Biot
Bottom; Cafe des Arcades, Biot



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