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良く手入れされた古い民家のような、思わずほっとする客室 | ||||||||||||||
ンチの間に、部屋の準備も整った。フロントでキーを受け取り部屋に案内される。予約したスーペリア(Superiom room)は、中級クラス(8段階のうち下から3番目)の部屋。フロント棟を出て、村の歩道を上へ登って30メートルほど。
扉を開けてすぐの村の歩道に面した部屋は、天井に梁が剥き出しの素朴さを残した部屋で、壁に絵が飾られ、アンティークのソファー、タンス、机が置かれた、わざと照度を落としてあるので暗いが、昔ながらの雰囲気が濃い部屋だ。
窓際は床が一段上がったリビングコーナーになっており、クラシカルなピンク地のソファーセットがおかれ、室内でそこだけが光溢れるコーナーになっている。
入室すると少し待っているように言われる。しばらくして運ばれてくるのが、豪華なウェルカムセットだ。プチケーキに絞りたてのオレンジジュース、どちらもとても美味しいが、昼食後の胃袋にはもう入リ切れない。 |
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長い午後は、テラスでのリラックスタイム | ||||||||||||||
ブリックスペースには、宿泊者だけが立ち入ることができ、レストランやバーコーナーへの沢山の訪問客を気にせず、寛ぐことができる。
そこを利用して、庭園、遊歩道、休憩コーナーが整備され、リクライニングチェアーやパラソル、そしてクッションの良く効いたソファーまでもが配置されている。
パブリックスペースの最上部は、フロント・メインレストラン棟であり、その一角のサロンから、昼食用レストラン「レ・ランパーツ」のテラスが続いている。さらにその先は新造された喫茶コーナーらしい席が、斜面に沿って下方向に段々に続いているようだ。この喫茶コーナーからの景色も大変素晴らしい。
花の咲き誇るよく手入れされた庭園には、湧き水が流れる水汲み場や、風見鶏のある泉などがあり、テラスの下付近は長さ十数メートルのひょうたん型のプールがある。プールサイドにビーチチェアが並んでいるが、大部分が空いているところがいい。 普通のホテルであれば、空いたチェアーの確保に苦労するところだが、シェーブル・ドールでは、その心配はない。それに、まだ他に取っておきの場所がたくさんある。
よく茂った木々により目隠しされ、レストランの喧騒も届かないここは十分素晴らしいスポットだ。常時適温に調温されているというプールは、夏の暑い日にちょっと体を湿らせたり、子供連れの宿泊客が時間を過ごすのにちょうど良い。
プールからさらに下ったテラスは、フィットネスジム、サウナなどの設備が、自然に配慮して目立たぬように点在している。この付近も随所に、クッション付きのゆったりした籐の椅子がさり気なくおかれ、海を眺めながらの安らいだ時を楽しむことができる。 その下には絶景のアウトドアのホット・ジャグジーがある。ウッドデッキに埋め込まれたジャグジーに身を沈めると、水面と水平線が一体化して、まるでビーチにいるような気分になる。
この先まだまだ下り道は続く。 最下部のウッドデッキは、籐のチェアーセットや、ソファー、ベッド、パラソルなどが揃っている。行きどまりのため誰も来ない静かな場所で、一番広い海の視界が楽しみながら一日中リラックスできる人気のテラスで、いつも埋まっている。 |