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一日の終わり | |||||||||||||||
も更けて、煩いほど観光客でごった返した村の歩道はすっかり静まり返っていた。
客室に戻ると、セッティングされたベッドの上には、金色の小箱が・・・。 中には、手作りのチョコレート菓子が入っていた。 備えつけのガウンに着替え、大理石に埋め込まれた、強さや機能を調整できる高機能ジャグジーでくつろぎたい。 |
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冷んやりした朝の空気のもとで | |||||||||||||||
際の眩しい光で目覚める頃には、もう外の世界は輝きを取り戻していた。海は青さを増し、窓枠近くのブーゲンビリアが陽光を透過して、鈍い赤光を放っている。
スイートなら海の見えるルームテラスでの食事も良いが、そうでもなければ昼食と同じ絶景のテラスでの食事がよい。 外来客がいない静かなテラスは、朝の涼しさも相まって、昼とは違った雰囲気だ。 ランチの時は肩身の狭そうだったのに今や自分の庭のように自由に歩いているホテルの飼い猫と遊んだり、手持ちぶさたなスタッフとのんびり会話したり、一番アットホームな食事タイムといえるかも知れない。
日中は混雑する、熱帯植物園(最高の展望台になっている)、フレグランス工場直営のショップなど、始まった直後であればゆっくりと楽しむことができる。小さな村なので、一回りするには、チェックアウトの正午まででも時間はたっぷりだ。
いよいよ出発の時間になり、フロントにキーを返却する。 夢のような24時間を過ごして、総予算はおよそ1200ユーロ(2人分)。高いと思うか安いと思うかは、ひとそれぞれ。 【ご参考に】このホテルは、「ロケーションの良さ」を求める方にお勧めします。設備やサービスを重視する方には、必ずしもお勧めいたしません。概ね、標準程度のもてなしは期待できますが、価格に対して割に合うかは何とも言えません。
Châteaux de la Chèvre d'Or(シャトー・ドゥ・ラ・シェーブル・ドール), レストラン: 有(混雑するので昼、夜とも宿泊と同時の予約が望ましい) カード: 可 ニース空港からタクシー約30分、ニース駅からタクシー約20分。 車の場合、旧国道Moyenne Corniche(モワエンヌ・コルニッシュ)のエズ交差点から市街方向の上り坂に入り約100メートル、シーズンであれば観光客をかき分けるように進む。ヘアピンカーブの曲がり角に宿泊者専用駐車場あり(係員常駐)。基本的に宿泊者用の駐車場のため、レストランのみ利用の場合、国道付近の一般駐車場利用が無難。 2008.2.20掲載 |